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アスモ・たんぽぽ新聞181号

アスモ・たんぽぽ新聞第181号 トピック

チームの要

花堂  以前アスモ新聞でもご紹介させていただいた、超難関といわれる学校に合格者を数多く送り出している進学塾の講師をされていた木下晴弘氏のお話です。特に灘校に関しては合格者数全国1位を誇っていました。その進学塾の講師陣にはある信念がありました。それは「受験は個人戦ではなく団体戦である」ということです。それはその講師陣がこのような体験をしたことにあります。

 分かりやすくするため仮に神戸にある教室を「A教室」、大阪にある教室を「B教室」、京都にある教室を「C教室」とします。この三つの教室の最上位クラスに灘校を目指す受験者が10名ずついたと仮定します。つまり、三教室合わせて30名の受験者です。そしてその30人の学力はほぼ同じです。また同じ講師が三教室を回り、同じテキストを使って教えています。
 ある年、この30名の中から15名の合格者が出たとします。この15名の合格者が、それぞれ三つのクラスに5名ずつ分布していたら何も不思議ではありません。それは同じ学力、同じテキスト、同じ講師から学んでいるわけですから。

 ところが結果は、そうならなかったのです。合格者15名のうちの8名がA教室の生徒、B教室は平均的な5名、C教室は惨敗の2名でした。このうちB教室とC教室の違いは何だったか。B教室の生徒は仲良しグループでした。それに対してC教室にはいじめがありました。いじめのあるクラスでは生徒は勉強に集中できません。
 次に考えたのは、圧倒的な合格者数を出したA教室は平均的なB教室と何が違ったのか、ということです。そこで過去にさかのぼって圧倒的な合格者数を出したクラスの卒業生に「どんな勉強をしたのか」「どんな教室の雰囲気だったのか」を聞いていきました。

 その結果、なんとB教室が仲良しの「グループ」だったのに対して、A教室は見事な「チーム」だったのです。「グループ」と「チーム」は全然違います。たとえば、B教室の生徒は仲はいいのですが、お互いの勉強に干渉しません。誰かが漫画を持ってきても注意しません。塾のない日、B教室の生徒はそれぞれ自分の家で勉強します。一方、A教室の生徒は、たとえば数学が得意な子は数学が苦手な子に数学を教えることで友だちの成績を上げようとします。漫画を持ってきた子がいたら、誰かが「お前、何しとるんや。俺らはあの学校に全員で受かろうって約束したんと違うんか。一緒に合格しようぜ。合格したらその漫画を回し読みしようぜ」と言うんです。すると周りの子も「そうや。漫画しまってこっち来い」と言うんです。塾のない日は誰かの家にみんなで集まって勉強します。

 A教室の生徒の合格体験記を読むとこんな言葉があります。「僕の合格は、このクラスの友だちがいなければ決して成し遂げられなかったと思う」
 このように、お互いにサポートし合って全員で目標達成するという文化ができた時、ものすごい力になっていくんです。
 このことが分かった講師陣は、自然と自分たちがやらなければならないことがはっきり分かりました。それは、いかにA教室のような「チーム」を作り上げるかという答えを導きだしたのです。

 私たちのお仕事はよくチームケアだと言われます。目的はさまざまな事情で日常生活に支障をきたすご利用者様が、安心して日常生活を送ることができるよう、ヘルパー、サービス提供責任者、ケアマネジャーや医療関係者が一つのチームになって協力することで、その目的が達成されると言えます。目的を達成するために最前線でお仕事をするヘルパーの皆様は、その入り口で、ご利用者様のちょっとした体調の変化も敏感に感じ取り、サービス提供責任者に報告するなどご利用者のお身体を守る最も尊いお仕事をされているチームの要であると思います。ヘルパーの皆様に改めて感謝致します。
SDGs(持続可能な開発目標)活動報告

 本年よりスタートしましたSDGs(持続可能な開発目標)活動は、弊社の一ヶ月間のサービス量に応じて寄付活動や社会活動の原資に充てる予定になっております。
 9月の活動実績=18,780Pとなり、本年より開始いたしました累計数は、167,945Pとなりましたのでご報告させていただきます。また、具体的な活動内容の詳細につきましては、引続きアスモ新聞にてお伝えさせていただきます。

アスモ・たんぽぽ新聞 過去分

2020(令和2)年 172号~ ▼
2019(平成31・令和元)年 160号~171号 ▼
2018(平成30)年  148号~159号 ▼
2017(平成29)年  136号~147号 ▼
2016(平成28)年  124号~135号 ▼
2015(平成27)年  112号~123号 ▼
2014(平成26)年  100号~111号 ▼
2013(平成25)年  88号~99号 ▼
2012(平成24)年  76号~87号 ▼
2011(平成23)年  64号~75号 ▼
2010(平成22)年  52号~63号 ▼
2009(平成21)年  40号~51号 ▼
2008(平成20)年  28号~39号 ▼
2007(平成19)年  17号~27号 ▼
2006(平成18)年  5号~16号 ▼
2005(平成17)年  創刊号~4号 ▼