アスモ新聞
株式会社アスモ > アスモ新聞

アスモ・たんぽぽ新聞174号

アスモ・たんぽぽ新聞第174号 トピック

「逆転するレストラン」

花堂  スタッフの一人から面白い題材を提供いただいたので、ご紹介させていただきます。  

 車椅子を利用する人と健常者の立場が逆転するレストランがあります。
オーナー「あ、二足歩行の方々ですか?通常は介助者の方がいないとレストランに入っていただくことはできないですけれども・・・」

 ここは、車椅子を利用する人が多数派のレストラン。健常者が入店すると、けげんな態度で接客されます。バリアフルレストランは、健常者に、マイノリティーとして実際のバリアを体験してもらい、障害と社会のあり方について考えてもらうための体験型のイベントです。
 店の天井の高さは、170センチ。車椅子の人には十分な高さですが、健常者は腰をかがめて入店しなければなりません。椅子を置いていないため、健常者は中腰で立ったまま食事。店員も、他の客も、車椅子利用者です。

オーナー「腰の方は大丈夫ですか?」
健常者の客「(天井に頭を)ぶつけてしまうといけないので…」

 ヘルメットの貸し出しは、健常者に対するバリアフリーです。車椅子が動きやすいよう、床はツルツル。ビュッフェ用のお皿も、低い位置に置かれていて、車椅子利用者には便利な一方、健常者にはバリアを感じやすい設計になっています。

 公益財団法人 日本ケアフィット共育機構・向笠理事は、このように話します。「この世の中って、多数派の偏りのある世の中なんですよね」「多数派と少数派を逆転する発想です」

 店の奥から聞こえてきたのはスタッフ同士のこんなやりとり。
オーナー「中島さん!何ぼうっとしてるんですか!二足歩行の人が来たら丁寧に接しないとダメだから!」
店員「私、二足歩行の人とか対応したことないです…」
オーナー「本当は受入れたくないよ。だって売上下がるもん」
 車椅子の利用者が実際に体験した出来事を、演出として取り入れています。

 体験した人は…「私たちはたまたま多数派であって、あたり前に生活をしていたので、多数派に偏った社会なんだなって、気付ける視点を持てた」と感想を述べました。
 向笠理事はまた、「“障害”はどこにあるのか」「共生社会って何だろうって」考え続けることが大事だと思う」 とも話しています。 【the SOCIAL viewより】
 介護保険制度の設計、運営をする行政。制度に従い現場でお仕事をする私たち。誰一人として、介護サービスを利用する立場になったことがない多数派だと言えないでしょうか?

 適切な行政サービスを運用することももちろん大切なことですが、同時に、サービス利用者の課題やニーズをしっか受け止めることが、新たなサービスを作り出すことに繋がるのではないかと思っています。
 そんな事業所をこれからも目指していきたいと思います。
 本年よりスタートしましたSDGs(持続可能な開発目標)活動は、弊社の一ヶ月間のサービス量に応じて寄付活動や社会活動の原資に充てる予定になっております。
 1月の活動実績=18375P、2月の活動実績=18540Pとなりましたのでご報告させていただきます。また、具体的な活動内容の詳細につきましては、引続きアスモ新聞にてお伝えさせていただきます。

アスモ・たんぽぽ新聞 過去分

2020(令和2)年 172号~ ▼
2019(平成31・令和元)年 160号~171号 ▼
2018(平成30)年  148号~159号 ▼
2017(平成29)年  136号~147号 ▼
2016(平成28)年  124号~135号 ▼
2015(平成27)年  112号~123号 ▼
2014(平成26)年  100号~111号 ▼
2013(平成25)年  88号~99号 ▼
2012(平成24)年  76号~87号 ▼
2012(平成24)年  76号~87号 ▼
2011(平成23)年  64号~75号 ▼
2010(平成22)年  52号~63号 ▼
2009(平成21)年  40号~51号 ▼
2008(平成20)年  28号~39号 ▼
2007(平成19)年  17号~27号 ▼
2006(平成18)年  5号~16号 ▼
2005(平成17)年  創刊号~4号 ▼